変身ダコの飼育顛末

変身ダコの飼育顛末

その名はゼブラオクトパス

 今回ご報告するタコ。これは軟体動物門。漢字で書けば蛸。やはり、昔は蟲に分類されていた。足が8本という共通点から、「海に住んでいる蜘蛛」という意味で「海蛸子(かいしょうし)」と呼んでいた地域もあったぐらいだから、当時はムシと考えられていたのではないのだろうか。少なくともトカゲ(蜥蜴)よりは、蟲が当て嵌まるような気がする。

何というフォルム。これこそ究極の蛸(タコ)。


 今回飼育に挑戦したのは、その名をゼブラオクトパス。直訳するとシマウマダコ。別にシマウマに似ているのではなくて、ただ縞模様の入っているタコ。このゼブラダコ(私はこちらで呼ぶことが多い)の飼育の顛末を少し話させていただきたい。昆虫ではないが、この生物のフォルムは私にとって余りにも飼育欲を誘うもので、皆さんにも時間と空間に余裕があれば、是非長期飼育に挑戦していただきたい。
 実は、私自身このタコを飼うのは3度目。元々タコ好きだったので、この珍しい種類を見ると、つい購入してしまう。ただタコといっても、ワールドカップの予想で有名になったパウエル君とは違い、とにかく足が細くて長い。全長20cmぐらいはあるのだが、頭(胴)の大きさは2cmにも満たない。初めてみた人は愛嬌があるというより、不気味の一言。でもベテランには果てしなく興味をそそるのは確かである。ということでいつものように、ショップで見つけると買ってしまう。

ショップから連絡があると購入してしまうほどの魅力がある。

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