世界に誇る究極の美 ルリボシカミキリ-3

世界に誇る究極の美 ルリボシカミキリ-3

カミキリムシ初飼育

 カミキリムシを飼育した経験は一度もない。今まで、ゴマダラカミキリやシロスジカミキリを採集したことはある。しかし飼育した覚えがない。それは、それらのカミキリムシの主食が樹皮だったからだろう。ところが、このルリボシカミキリの主食は樹液・花粉なのだ。そう、クワガタ、カブト用の昆虫ゼリーが利用できる。ネットでは数ヶ月飼育したという報告もある。やはり、この玩具のような生き物を何ヶ月も飼育したいというのが心情だ。早速、クワガタ飼育と同じ環境をプラスチックケースに作り出す。かなり大き目のケースにしたのは、ケヤキの苗木を生きたまま設置するため。と云っても、裏庭に生えていた欅の幼木を無理やり差し込んだのだが。他にも生きた樹木があったほうが良いのではないのか、ということでブルーベリーの苗木を。果実も食するということだが、さすがにこの状態でブルーベリーが実るとは思わなかった。それでも、ある程度の生きた自然が再現できれば十分だ。この環境での長期飼育に期待が膨らむ。

初めてのカミキリムシの飼育。カブトムシやクワガタムシと環境は変わらない。

 しかし、飼育開始後10日、一匹は落ちてしまう。ちょっと短い。反省しきりだが、原因は皆目見当がつかない。心配していた昆虫ゼリーは二匹とも食べていることを確認できた。餌以外の問題なのか、この昆虫ゼリーでは限界だったのか。残った一匹が長く生き延びることを祈るしかない。

※言葉の説明:「落ちる」は死亡する。☆になる、も同じ。

 残った一匹が直ぐに落ちることはなかった。手探りの飼育では、悲劇が続くものだが一安心。そこで、観察することに。

昆虫ゼリーを食べているように見えるのだが。

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