手作りのオリジナル作品こその醍醐味
今回は原型師である小暈さんの、昆虫を中心としたフィギュアの作品と製作方法を紹介する。
より自然界の一シーンが部屋に存在しているという贅沢な感覚になれる。
まさしく大人の趣味。ただ狭い部屋なのにモノが多いため、作品が埋もれてしまっているのが残念ではある。
他にも、河川敷で拾った石を使ったペーパーウエイトがある。どちらも虫を使った生活雑貨として生活を彩る、という小暈さんの目的が生かされたものである。
このシリーズを開発したのは、アウトドアのショップでネイチャー系の商品を売り出すという発想から生まれたもの。通常、この手のジオラマは下から上に作り上げるものだが、それを逆にしたというのは、この広口瓶を使った意外な効果とか。結果として、写真のような昆虫の生態を見事に再現した商品が完成した。
ネックレスをお洒落(?)に収納 広口瓶のトンボだが、この商品の使用目的は、小物を保管する収納瓶である。ネックレスなどの宝飾品はもちろん、キャンディやパスタなどの食材もオシャレに飾ってほしいと、本人は思って作ったらしい。まあ、ジョロウグモは、オシャレと云うにはちょっと微妙ではあるが…。虫を部屋に飾ると面白いのでは、というのが本来の発想。世のご婦人方に受け入れてもらえるかは難しいだろうが、逆にお父さん方は部屋に飾りたくなる商品ではないだろうか。